成田と羽田の空港間競争、格安エアライン就航を促す

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2本の滑走路を持つ成田はどうか。11年10月に同時並行離着陸方式を導入したばかりだが、成田の滑走路は4000メートルと2500メートルの2本で、搭載燃料の都合から、2500メートルだと長距離便を飛ばせないという制約がある。長距離便が集中する時間帯で、離陸までに時間がかかることがあるが、これは4000メートルの滑走路に飛行機が集中するため。ちなみに、着陸時だと燃料はカラに近くなるので2500メートルでも大丈夫だ。混雑する時間帯が羽田よりも集中しているため、誘導路が足りなくなるという問題も抱えている。

このような制約があるとはいえ、成田、羽田の滑走路の発着枠拡大という受け皿が作られたことは、LCCを含む日本の航空業界にとって画期的なこと。このまたとないチャンスを生かせる航空会社が、激動の時代に勝ち残ることができるだろう。
(週刊東洋経済2012年4月7日号)

記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
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