後工程も含めると、製品1つの完成に3週間を要するケースもある。むろん1人ですべての作業を完結させることはできない。良質なポリマーの量産には、チームワークが必須といえる。マネジメントを担う山本さんが大切にするのは、メンバーとの「調和」だという。
山本健人(やまもと・けんと) 東京農業大学大学院で有機化学を学んだ後、2013年に東洋合成工業へ入社。当初は汎用品のポリマー製造に従事したが、上司の勧めで先端品に携わるように。千葉工場の新生産棟立ち上げに技術者として関わり、現在は最先端品を扱う生産10課の係長。3児の父親で、休日は子供たちとクワガタ採集にいそしむ。(記者撮影)
その思いは、かつて指揮したチームでの経験に由来する。東京農業大学大学院を経て2013年に東洋合成へ入社後、最初の3年間は汎用品ポリマーを担当。その後、上司の勧めで先端品を扱う部署へと異動し、主任として15人ほどの部下を持った。
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