レノボ、ケーブル1本で126型相当画面を実現した「Legion Glasses Gen2」 充電も設定も不要で新幹線でも使える秘密は"割り切り"にあり

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Legion Glasses Gen2
レノボが10月21日に発表したウェアラブルディスプレイ「Legion Glasses Gen2」(筆者撮影)
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レノボ・ジャパンのウェアラブルディスプレイ「Legion Glasses Gen2」は、わずか65g。USB Type-Cケーブルでつなげば、視界に126型相当の画面が浮かぶ。

興味深いのは、レノボが「ARグラス」という言葉を使わない点だ。視線追跡もハンドトラッキングもない。頭の動きで画面を空中固定する3DoF機能も省いた。パソコン・タブレット・スマホ・ゲーム機を作る総合メーカーだからできる、シンプル一直線の設計だ。

Legion Glasses Gen2
パソコンやスマホにケーブル1本つなげば映像が出力される(筆者撮影)

10月28日の体験会で、製品担当者が繰り返したのは「誰でも、いつでも、どこでも」という言葉だ。専用アプリ不要、ユーザー登録不要、充電不要。高機能化する市場で、この割り切りは目立つ。

前世代から30%減、65gが生む装着感の違い

前世代は93gあった。今回は65g。30%減った計算だ。製品担当者の言葉が印象的だった。「15分くらいなら気になりませんが、30分を超えると差が出ます」。オンライン会議が長引いた時、移動中にずっとかけている時。鼻の付け根にかかる重さは、数十グラムでも積み重なる。

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