レノボ、ケーブル1本で126型相当画面を実現した「Legion Glasses Gen2」 充電も設定も不要で新幹線でも使える秘密は"割り切り"にあり

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理由は明快だ。新幹線の座席、コワーキングスペースの机、自宅のソファ。デスクワークの延長で使うなら、それほど頭を振り回さない。資料を読む、文章を書く、表を作る。こうした作業では、画面が視界の中心にある方が集中しやすい。

空中にウィンドウを複数並べ、首を動かして切り替える。確かに未来的だ。ただし慣れるまで時間がかかるし、長時間の利用で首に負担がかかる。レノボは「すぐ仕事で使える道具」を選んだ。

3DoFを載せなければ、センサーもプロセッサも要らない。それで65gを実現した。機能を削って軽くし、すぐ使える。この3つがセットになっている。

スライドの画面
「誰でも、いつでも、どこでも」を強調する(筆者撮影)

専用アプリ不要、「つなぐだけ」が生む安心感

製品担当者の説明はこうだ。「専用アプリは要りません。IDを作ってアクティベーションする必要もありません。つなげば使えます。デジタル操作が苦手な方でも大丈夫です」

DisplayPort Alternate ModeというUSB Type-Cの機能に対応していれば、ケーブル1本で映る。設定画面を開く必要はない。スマホやPCのバッテリーから給電されるため、Legion Glasses Gen2自体の充電管理は不要だ。

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