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歴史の転換点を意味する時間概念「カイロス」。日本の言語空間においても、ウクライナ戦争はカイロスになった

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日本人にとって1945年8月15日の終戦が典型的なカイロスである。この日正午、天皇がラジオの録音放送で、日本がポツダム宣言を受諾し降伏した事実を、国民に告知した(玉音放送)。この放送の前と後とで、日本の歴史は断絶している。もっとも8月15日というカイロスは、日本政府が国内に向けて降伏の事実を伝えた日にすぎず、国際法的には何の意味を持たない。

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