「アダルトサイト閲覧」を狙うサイバー攻撃の新潮流 《Webカメラが脅迫の武器になる?》 個人PCに侵入して所属企業の被害につながることも
また時としてアダルト系コンテンツを使うこともあります。その場合は裁判所を装って、「あなたは訴えられています 裁判番号:XXXX」といったようなメールタイトルで、添付ファイルを確認するよう促し、そのファイルをクリックすると、このStealeriumに感染します。
裁判所を装ったメール文面(画像:筆者提供)
マルウェアが窃取する情報の具体例
感染すると、このマルウェアは通常のマルウェアよりもはるかに幅広い情報を窃取します。具体的には以下のような情報です。
●キー入力情報
●クリップボードにコピーしたデータ
●銀行やクレジットカードのデータ(Webフォームから窃取)
●ブラウザのクッキー、キャッシュ、保存された認証情報
●ゲームサービス(Steam、Minecraft、Battle.net、Uplayなど)のセッショントークン
●メールおよびチャットのデータ(Outlook、Signal、Discordなど)
●インストール済みアプリ、ハードウェア情報、Windowsプロダクトキーなどのシステムデータ
●VPNサービスのデータ(NordVPN、OpenVPN、ProtonVPNなど)
●Wi-Fiネットワーク情報およびパスワード
●暗号資産ウォレットのデータ
●さまざまな種類の画像、ソースコード、データベース、ドキュメントなど、興味深いとみなされるファイル
●デスクトップのスクリーンショットとWebカメラの画像
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