「アダルトサイト閲覧」を狙うサイバー攻撃の新潮流 《Webカメラが脅迫の武器になる?》 個人PCに侵入して所属企業の被害につながることも

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しかし悪意を持つ攻撃者も好んで使っており、このオープンソースコードに改変を加えることで、検知が難しい亜種を作り出しています。

StealeriumのGitHubページ
StealeriumのGitHubページ(画像:筆者提供)

Stealeriumを用いた攻撃は2025年5月から7月にかけて増加し、8月にはいったん攻撃量が減ったものの、9月にはさらにその勢いを増加させています。

Stealeriumを用いた新種メールは2025年の9月に攻撃量が増加

裁判所を装って「訴えられています」とメール

このマルウェアはメールを使って配信されることが多く、金融機関や旅行代理店、慈善団体を装って、「見積依頼」「支払い期限」「予約」などのおとりテーマを使い、世界中の組織を標的にしました。

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