京急の「赤い電車」、豪快に駆け抜けた名車の記憶 旧600形や2000形など昭和・平成の看板車両たち
そして、かつての京急といえば旧1000形を抜きには語れないであろう。1960年に登場し、1978年までに356両が製造され、一時期の京急を代表する車両として普通列車から都営浅草線直通、12両編成の快特まで幅広く活躍した。片開き3ドアと大きな側面窓、赤い車体に白線を通したカラーリングもマッチした名車であった。2010年まで活躍し、筆者もさまざまな場所で撮影した車両である。

京急を代表する車両だった旧1000形(撮影:南正時)

旧1000形は2010年まで活躍した(撮影:南正時)
乗り入れ車両のバラエティ
車両の面では、乗り入れによるバラエティの豊富さも面白いところだ。とくに印象深いのは初代都営浅草線車両の5000形だが、現在も都営浅草線、京成電鉄、北総鉄道、そして千葉ニュータウン鉄道とさまざまな車両が乗り入れ、その面白さは変わっていない。

都営浅草線の初代車両、5000形が北品川付近を走る。種別と行き先は「急行・小岩」(撮影:南正時)

乗り入れ車両で最新型の京成電鉄3100形(撮影:南正時)
トピックボードAD
有料会員限定記事
鉄道最前線の人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら