ベネッセが希望退職者募集、かつての雄「進研ゼミ」はどうなる?少子化と新規参入…「家庭学習」もデジタル化で勢力激変

ベネッセが公表した「ネクストキャリア支援制度の実施について」という希望退職者募集のニュースリリース(写真:ベネッセコーポレーションのホームページより)
ベネッセコーポレーション(以下、ベネッセ)が「ネクストキャリア支援制度の実施について」という希望退職者募集のニュースリリースを公表したのは、今年6月3日のことだった。
「ネクストキャリア支援」と“社員のため”を強調してはいるが、いわゆる人員削減策でしかないという声も聞こえてくる。一部のマスコミでは、「強硬な“リストラ”そのもの」と対象になったベテラン社員の証言も紹介されたりしているが、ベネッセ社員に直接取材してみると、違う側面も垣間見えてきた。
リストラ?前向きに捉える若手も
今回の希望退職者の対象は管理職を除いた35歳以上の一般社員である。この対象から外れる35歳未満の社員であるAさんは、次のように語る。
「若い社員には、『上が開けた』という捉え方も多いと思います。社内のポジション的に上がつかえている状態でしたから、今回の希望退職で35歳以上が辞めれば、自分が上のポジションになれる可能性は高くなります」
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