高市早苗の「眉」と小泉進次郎の「ヘアスタイル」が変わった…自民党総裁選でトップを走る2人に見られた《あまりに対照的な変化》
一方の小泉氏は、街頭での握手や会話で自然に距離を縮め、「話しかけやすい政治家」という評価を得ている。その人柄のよさは、党内でも若手や無派閥議員との交流のしやすさとして語られることが多く、支持を集めやすい背景となっているだろう。
SNS発信にも積極的で、映像や言葉遣いの工夫を通じて「親しみやすいリーダー像」を補強してきた。政界において他者と摩擦を生みにくい人当たりのよさは希少な強みとされ、彼を「人を惹きつける協調型」として際立たせている。
さらに近年は外見の面でも、
かつて指摘された「軽さ」
小泉氏の課題は…
もっとも、小泉氏にも課題が見える。
討論や政策論争の場では、具体的な数字や制度設計を問われた際に説明が簡潔すぎると評され、抽象的なフレーズに流れる場面がある。出馬表明会見でも「ただちに物価高対策」など経済政策の方向性を掲げたが、制度設計や数字といった細部には十分に踏み込まなかった。
このため「実現の道筋がなお不透明だ」との見方も出ている。公開討論では、エネルギー政策や財政運営といった核心的テーマをめぐり、他候補から具体性を問われる場面が続き、発言の深みに欠けるとの評価もあった。
ただし、こうした細部への踏み込みの少なさは、逆に断定を避けることで幅広い層に受け入れられる余地を残しているとも言える。
明確な立場を前面に出す高市氏とは対照的に、柔軟さや協調性を感じさせる発言スタイルが特徴的だ。その意味で、調整や交渉といった政治の核心部分でどのように実務力を示せるかは今後の課題である。



















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