高市早苗の「眉」と小泉進次郎の「ヘアスタイル」が変わった…自民党総裁選でトップを走る2人に見られた《あまりに対照的な変化》
まず高市氏は、自ら「3日徹夜でも平気」と語るほどの努力家として知られる。長年の政策立案の蓄積、内閣や党の主要ポストでの経験、そして選挙区に根ざした政治基盤。そのすべてを背景に、安定感と信頼を強みにしてきた。
演説では原稿に頼らず、自らの言葉で論理を組み立て、落ち着いた声調で語り切る。その姿には覚悟の重さと一貫性がにじみ出ており、聴衆に「任せられる人物」という印象を与えている。
ただし、党内では「飲み会や会合にあまり顔を出さない」という評判がある。若い頃、女性議員が少数派だった時代に酒席でお酌や世話役を求められることが多く、その経験から「会合に時間を割くより政策の勉強をしたい」と考えるようになったとされる。
硬派で真面目な姿勢は信頼を強める一方、党内の人脈形成には限界もありそうだ。
さらに距離感を生む要因はそれだけではない。隙のない端正なスタイル、討論で見せる鋭い視線や語尾ににじむ迫力は、毅然としたリーダー像を強調する一方で、近寄りがたさを生みやすい。
“硬い”高市氏に変化が見られた
こうした“硬さ”を和らげるように、近年は外見にも戦略的な調整が見られる。かつては濃い眉と黒々とした艶のある髪が印象的で、自己主張の強さや厳格さを象徴していた。
しかし出馬表明以降は、眉の強さがやわらぎ、髪に軽さを加えるなど、柔らかさを意識したかのようなスタイルの変化が見られる。笑顔の使い方についても、以前より見せ方やタイミングに工夫が感じられる。
心理学的にいえば、こうした外見の変化は「協調性」や「親しみやすさ」を伝えるシグナルとして受け止められやすく、強さを保ちながらわずかに柔らかさを加える印象につながっている。



















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