任天堂「スーパーマリオ」40周年の前日に情報番組を公開。おしゃべりフラワーのおもちゃ化やバーチャルボーイ専用ハード販売も発表

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60年代~70年代にはウルトラハンド、光線銃SP、ウルトラマシンなどのおもちゃを作っており、その遺伝子は完全になくなったわけではない。今回のNintendo Directでも、それを思わせるような展開が多かったのである。

たとえば『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』に出てくる「おしゃべりフラワー」(名前のとおり、いろいろと喋る花)を製品化したり、「スーパーマリオギャラクシー」シリーズの作中に登場するロゼッタの絵本を実際に販売する。

また、これまで展開し続けていたamiibo(ゲームと連動するフィギュア)でも新商品を展開。『カービィのエアライダー』のamiiboは、キャラクターの乗せ換えが可能になっており、それ単体で楽しめるような作りに仕上がっている。

これら商品はどれもビデオゲームに関連したものではあるが、おもちゃ寄りといえる。そして、最も驚いたのはバーチャルボーイをプレイするための専用ハードが出ることだ。

売れなかった過去の資産をうまく活用

バーチャルボーイ
バーチャルボーイがまさかの復活。このハード自体はあくまで立体映像を見せるためのレンズに過ぎない(ゲーム自体はNintendo Switchで動かす)仕様のようだが、それでもインパクトはバツグンだ(画像:YouTubeより)

バーチャルボーイは、1995年に発売されたゲーム機である。奥行きを感じられる赤い立体映像が大きな特徴だが、はっきりいって商業的には失敗といえる部類だろう。

そのバーチャルボーイのゲームをNintendo Switchで復刻させるだけではなく、なんと専用のハードを作って販売するという発表があったのだ。この予想外の展開には、ゲームファンも驚きを隠せなかった。

バーチャルボーイは立体映像を楽しむものなので、専用ハードは確かに必要である。しかし、遊ぶだけならばレンズと簡単な箱があればよい。実際、任天堂はペーパーモデルという廉価版の専用ハードも用意している。

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