オラクルが「1件だけで年間4兆円超え」のクラウド契約締結、同社のクラウドインフラ事業全体の規模を上回る
米オラクルは30日、年間収入で300億ドル(約4兆3300億円)規模のクラウド契約を1件締結したと、監督への届け出で明らかにした。同社のクラウドインフラ事業全体の規模を上回る大型契約だ。
この契約による収益は2028年度(27年6月-28年5月)から反映される見通しだ。顧客名は公表されていない。
サフラ・カッツ最高経営責任者(CEO)は同届け出で、26年度は「力強いスタートを切っている」と述べ、「複数の大型クラウドサービス契約」を結んだことを明らかにした。また、他社のクラウド上で稼働するオラクル製データベースからの収入が引き続き100%を超える伸びを示していることにも言及した。
オラクルは、人工知能(AI)事業に特化する顧客への対応を強化するといった取り組みで、競争の激しいクラウドインフラ市場で存在感を高めている。今年初めには、ソフトバンクグループ、オープンAIと共同でAIインフラ合弁事業「スターゲート」の立ち上げを発表している。
著者:Brody Ford
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