「中学受験と高校受験どちらがよい?」 教育費900万!?《経済的・教育的》に見たメリット・デメリットとは

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中学生
中学受験と高校受験、どっちがいい?(mits/PIXTA)
「名門大学に入れるかどうかは中学受験で決まる――」教育への意識が高い一部の人の間で常識になりつつあるそんな神話は本当か?
勉強にかかるお金図鑑』を上梓した西岡さんが、「経済的観点」と「教育的観点」の2つの視点から中学受験と高校受験、どちらがよいかを考察します。

名門大学生に多い‟中学受験組”

都内では近年、中学受験をする家庭が増えています。港区や中央区、文京区など東京23区の中でも特に教育意識が高い区においては、およそ2人に1人が中学受験を経験しているというデータもあるほどです。

実際、東大に合格している人たちに話を聞いても、中学受験で中高一貫の名門中学に入って、そのままエスカレーターで6年間同じ学校で勉強をして東大に合格しているというケースが多いです。東大以外の名門大学でもこの傾向は強いです。

こうした現状を見ると、「子どもをいい大学に入れたいなら中学受験は必須では?」と思ってしまうかもしれません。

しかし詳しく東大生に話を聞いてみると、大多数が中学受験をしているものの、「中学受験をせずに高校受験で名門校に入り、そこから東大に合格した」という人もいます。

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