短い「集中力」を効果的に活用する方法 集中して仕事するための環境を徹底的に整えろ! ウザい「忙しいアピール」が意外と重要な理由

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集中力の持続時間は人によって異なります。しかし、いずれにしろ、勤務時間中ずっと集中して脳をフル回転させておくことは不可能です。

諸説ありますが、人間が集中できる時間は意外と短いものです。その性質を考慮した「ポモドーロテクニック」と呼ばれるタイムマネジメント術もあります。「『25分集中して5分休む』のセットを4回程度繰り返したら15〜30分休憩する」ことで集中力をキープします。

このテクニックのように短いスパンで定期的に短い休息を取るようにすると、1日にわたって長く集中力の高い状態で作業をこなすことができ、仕事時間のタイパを高めやすくなります。

休憩の際は、前述のボスたちのように、ぜひ意識的に席を離れたり歩いたりしましょう。

座りっぱなしは血流が滞って体によくありません。飲みものを取りに行ったり、コピーを取ったり、立ち上がって深呼吸して軽くストレッチをしたりと、少しでも体を動かすようにすると、よりよい休息につながります。

そして、昼休みをはじめ、15〜30分程度休憩できるタイミングがあったら、積極的に外に出ましょう。近所を散歩したり、公園へ寄ったりすると、よりリフレッシュ効果を高められます。

「その場で書いて終わったら捨てる」付箋活用術

打ち合わせや会議をしながら「これをしよう」と思いついたり、「あれもやっておかなければ」と不意に頭の中に思い浮かんだりすることはありませんか?

このようなときに「あとでメモしよう」「あとでスケジュールに入れておこう」と思って別のことをやってしまうと、そのまま忘れてしまったり、「あれ、何をしようと思ったんだっけ?」と思い出せなくなったりします。

このような事態を防止するために、私はいつも付箋を利用しています。

ミーティングの際は常に付箋を手元に置いておき、打ち合わせをしながら思いついたことや新たに発生したタスクはその場ですぐに書き込んでパソコンに貼りつけます。

その際、1タスクにつき1付箋にすることがポイントです。付箋のサイズは小さすぎても書きにくく、大きすぎても邪魔なので、私は2.5センチ×7.5センチのポスト・イットを愛用しています。

そして、ミーティングが終わったら付箋を確認し、すぐにできることはその場で作業してしまい、終わったらその付箋は捨てます。

その場で処理しきれないタスクの場合は、いつ対応するかをスケジュールに落とし込んでから、その付箋を捨てます。

また、オフィスではなく、コワーキングスペースやカフェといった外で仕事をする場合には、タスクを書いた付箋をパソコンにペタペタと貼りつけ、パソコンごと外に持っていきます。この際も、1タスクにつき1付箋がルールです。そして、タスクが終わる度に付箋を剥がして捨てます。

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