大阪・中之島で「歴史的建築と北欧の美食」に心惹かれる水辺散歩を “水都大阪”の魅力がぎゅっと詰まった街 【写真多数】
ところが大阪府民から「ここは必要な場所だ」「なくなってほしくない」と数多くの声が寄せられたのだ。そして、現在も多くの人や情報が集まって交流できる、府民の大切な場所として存在し続けている。

飴色の手すりには細かなデザインが施されており、年月の重みを感じる大階段(撮影:永見薫)
大阪府立図書館において機能の再編がなされ、ここ中之島図書館の役割は、大阪に関する資料や古典籍、ビジネス関係資料を重点的に扱う専門的な図書館として機能している。また、ビジネス支援サービスや展示、講演会の開催なども行っていることから、日々訪れる人が絶えない。

閲覧室は誰でも入室が可能で、読書、調べ物など思いおもいの時間を過ごす(写真提供:中之島図書館)
「大変繊細な意匠が施された建物ですので、日々維持管理することは大変です。つねに気を配りながら業務にあたっています」と話すのは指定管理者として勤務する岩田りえさん。

吹き抜けが印象的な会議スペースでは、セミナーなど催し物が開催される(写真提供:中之島図書館

明治・大正期の調度やしつらいが残り、往時の面影を感じる記念室(写真提供:中之島図書館)
その繊細な意匠は毎週土曜日に開催する「図書館ガイドツアー」で見学することが可能だ(有料)。1日に3回実施され、中之島図書館の建物やその歴史について説明を聞きながら館内を巡ることができる。
「図書館の歴史あるたたずまいを肌で感じてほしい」と岩田さん。当日開催前30分から先着で受付するため、ガイドツアーの日を目がけて立ち寄りたいものだ。
人々の声から生まれた、小さなカフェ
中之島図書館に訪れたのならば、立ち寄りたいのが図書館2階にあるカフェ「スモーブローキッチン中之島」だ。
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