「ヤクルト1000」シリーズはブームが一巡・・・ 新商品「糖質オフ」を投入するも初動はいま一つ、今年度は販売数量を回復させられるか

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こうした流れを受け、ヤクルト本社は2024年度、ヤクルト1000の販売計画を前期比6%増の1日当たり230万本、Y1000を同27%増の130万本に設定。だが、結果はそれぞれ196万本、105万本と未達に終わった。

ヤクルト本社が高い目標を立てていたのは、新しい顧客の獲得が進む算段が立っていたからだ。

顧客増も販売数量増えず

1000シリーズの生産能力は、2023年度の途中まで十分ではなかった。そのため在庫を切らすリスクを避けるには、ヤクルトレディが新規客を獲得するための営業活動や、店頭での販促活動に対して制限をかけざるをえないという状況が続いていた。

そんな中、2024年1月、静岡県で富士小山新工場が稼働。これで2024年度には、フルにアクセルを踏んだ営業や販促が可能となり顧客獲得が進むとみられていた。

しかし、ふたを開けてみると、顧客数が増えても既存客1件当たりの販売本数が減少するなどして、全体的な数量の拡大には至らなかった。店頭品については、習慣的な飲用を促すために力を入れた6本パックの配荷・販促が効き、数量は増加した。

ただ、継続的な購入に至らなかったライトユーザーが、計画以上に離反してしまったのである。

本記事の詳細版は、東洋経済オンライン有料版記事「業績を牽引してきた「ヤクルト1000」シリーズはブームが一巡・・・ 新商品「糖質オフ」は新規客の獲得進め、販売数量を回復させられるか」でご覧いただけます。
田口 遥 東洋経済 記者

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たぐち はるか / Haruka Taguchi

飲料・食品業界を担当。岩手県花巻市出身。上智大学外国語学部フランス語学科卒業、京都大学大学院教育学研究科修了。教育格差や社会保障に関心。映画とお酒が好き。

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