2つのアプリを同時に使いやすい形状は“やや横広”。ファーウェイ「Pura X」が切り開く折りたたみスマホの実用性

普段気にせず誰もが使っているスマートフォン。その大きさやデザインを抜本から変えてしまうかもしれないスマートフォンが海外で登場した。ファーウェイが3月に発売した「Pura X」だ。Pura Xの登場で「スマホのカタチは長方形」という時代が終わるかもしれない。
次世代のスマートフォンの形状として各社が折りたたみモデルを出しているが、まだまだニッチな製品だ。アップルも製品の開発を進めていると言われているが、類似デザインの製品では爆発的な販売は見込めない。Pura Xは新しい折りたたみスタイルのスマートフォンなのだ。
普通のスマホと何が違う?独特な画面サイズ
ファーウェイのPura X(ピュラ・エックス)は本体を折りたたむことのできるスマートフォンだ。すでに多数の折りたたみスマートフォンが販売されているが、Pura Xはそれらとはサイズ感が大きく異なる。実際に使ってみると、開いたままでも閉じた状態でも、どちらでも使いやすいと感じられた。さらに今までのスマートフォンの画面サイズが不自由と感じてしまったほどだ。ではその理由はどこにあるのだろうか?
まずはPura Xを開いた状態を見てみよう。画面のサイズは6.3型で、大型化が進む最近のスマートフォンのスペックより小さい。ただしここで注意が必要なのは、スマートフォンやTVなどの画面の大きさの表し方だ。画面の大きさは縦横サイズではなく、対角線上の長さで表現する。Pura Xの画面は縦横比が16:10であり、一般的なスマートフォンの16:9よりも横幅が広い。そのため同じ6.3型画面を搭載するiPhone 16 Proとは本体のサイズ感はかなり異なる。
Pura Xの開いた状態の大きさは高さ143.2 x 幅91.7 x 厚さ7.2mm。iPhone 16 Proは高さ149.6 x 幅71.5 x 厚み8.25mmだ。Pura XはiPhone 16 Proより横幅があるが、片手でも十分持てるサイズ感だ。なお重量は約194gである。
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