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中国の自動車ディーラーを襲う「大量淘汰」の苦難 2024年に4400店余り閉店、外資の販売網も縮小

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中国では「4S店」と呼ばれるフルサービスの自動車ディーラーが2024年に4400店余り閉店した。写真は販売不振が伝えられる新興EVブランド「哪吒」の販売店(同ブランドのウェブサイトより)

中国の自動車ディーラーが「大量淘汰」の苦難に直面している。業界団体の中国汽車流通協会が4月10日に発表した最新レポートによれば、業界内で「4S店」と呼ばれるフルサービスのディーラーは2024年の1年間の閉店数が4419店に上った。

ブランド別では思皓(ソル)、啓辰(ヴェヌーシア)、風神(フォンシェン)、名爵(MG)、奔騰(ベンタン)など、エンジン車が主力のマイナーブランドの閉店が目立った。また、EV(電気自動車)メーカーでも雲度(YUDO)や哪吒(ネタ)などでディーラーの撤退が相次いだ。

新規出店は9割が中国勢

メジャーブランドにおいても、エンジン車が主力の外資系合弁メーカーは劣勢に立たされている。中国汽車流通協会によれば、2024年は東風日産、東風ホンダ、上汽GM、広汽ホンダ、北京ヒュンダイなどのディーラー網が大幅に縮小した。

一方、2024年に新規出店した4S店は(閉店数を下回る)3518店にとどまり、その92%を中国メーカーのブランドが占めた。具体的にはBYD(比亜迪)、長安汽車、奇瑞汽車(チェリー)、極氪(ジーカー)などの出店が目立ち、通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)が主導するスマートカー連合、鴻蒙智行(HIMA)もディーラー網を急拡大した。

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