
(写真:takeuchi masato / PIXTA)
高齢化社会の日本で介護のニーズは高まるばかりだが、人手や財源は不足している。本特集では住む場所や経済力、どんな施設を選ぶかによって生まれる「介護格差」に迫る。
「猫の手も借りたいほど人が足りない。そこで去年の夏、試しにタイミーで人を雇ってみたら、けっこう使い勝手がいい。徐々に利用を拡大して今は全施設の4割で使っている」
こう語るのは、有料老人ホームなどを運営する上場企業、ケア21の幹部。今、介護施設ではタイミーが急速に普及している。
タイミーは、1日数時間といった単発で働く「スキマバイト」の仲介サービスだ。働き手がアプリ上で求人に応募し、事業者側とマッチングする仕組みだ。
特徴は、履歴書や面接なしですぐに働けるという点だ。マッチング後、働き手が勤務先に設置されたQRコードを読み込んだ瞬間、直接雇用契約が結ばれる。ある介護施設では、毎回異なる働き手の名前を職員が覚えられず「タイミーさん」と呼ばれているという。
派遣よりも安く雇える
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