不足する「セキュリティ人材」の育成に挑む国立高専、「サイバー攻撃への技術的対応」から「模擬記者会見」まで実践を重視した教育のリアル
高知高専でも、同支援事業による取り組みとして、情報セキュリティコースの学生数を20名増やし、人材育成の拡充を図る方針だ。加えて、AIやロボット、IoTといった異分野との融合教育も強化していく。
K-SECの活動については、事業終了を機に自走フェーズに入った2023年12月からは、「サイバーセキュリティ教育推進センター(新K-SEC:Kosen Security Educational Center)」を設置し、高知高専と木更津高専が運営校を担う新体制を組み人材育成を継続している。主な取り組みは変わらないが、より発展的な教育を目指していくという。
目下の課題は、教員の育成だ。高専のセキュリティ人材に対する期待は非常に高いが、ニーズに応えられる教員が足りていない。とくに情報系以外の学科のセキュリティ人材の教育では各専門科目の中でセキュリティ的な要素を取り入れる必要があるものの、それに対応できる教員の数が十分ではない点が課題だ。
さらに、「AI×セキュリティ」など新しい課題も次々に生まれている中、教育内容のアップデートも不可欠になる。そのためには企業など外部の力を借りるとともに、カリキュラムの見直しも必要であり、K-SECでは各課題に包括的に取り組んでいくという。
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