首都圏のJR「年越し大回り」150円30時間超えの旅 39本の列車乗り継ぎ1035km、SNS通じ挑戦者が続出

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大みそかの朝の北小金駅を出発後、茨城県の友部駅、栃木県の小山駅、群馬県の高崎駅、埼玉県の大宮駅、そして東京都の八王子駅とひたすら列車に乗り続け、18時1分に神奈川県の茅ケ崎駅に到着。そして鶴見駅からは首都圏の秘境路線と呼ばれる鶴見線に乗り換え浜川崎駅へ。ここからの南武線浜川崎支線は、この日の列車で一番短い2両編成となることから、挑戦者と思しき乗客を数えてみたところ50名程度を確認することができた。

首都圏のエキナカでは飲食店や売店が充実していることから、改札内から出なくても基本的には食事や食料の確保に困ることはなく、筆者は150円の運賃以外にも7000円ほど使っている。遠征組はこれに新幹線や特急列車のきっぷ代やホテル代などの支出もあることから、「年越し大回り」というイベントは一定の経済効果を生んでいるように感じられた。

「年越し大回り」はマルス券でも挑戦可能だ(筆者撮影)

山梨県から親子で参加の小学生も

そして、再び東京都に入り品川駅に到着したのは20時18分。ここでの横須賀線への乗り換え時に、朝の北小金駅で見かけた親子連れと再び一緒になったことから、話を聞いてみた。母親と一緒に年越し大回りに挑戦していたのは、山梨県富士河口湖町在住の菊池幸一君、小学5年生だ。年越し大回りを知ったのは小学1年生のときに鉄道系ユーチューバーの動画を見たことで「とにかく電車にたくさん乗れると思いワクワクした」と当時の思いを振り返った。また、「限界を突破してみたいという気持ちもあった」ことから挑戦したいと強く思っていたことも参加の理由だという。

母親の三奈さんも「息子が小さいときは遅い時間まで起きて活動することで体調が保てるか心配だったが、成長したし耐えられるだろうと思い挑戦を決めた」といい、プロのカウンセラーだという三奈さんは「息子が経験を大切にしていることを、対話を通じてわかっていたので、今回はそうした経験をサポートするための親の出番と思い同行することにした」と話してくれた。

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櫛田 泉 経済ジャーナリスト

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くしだ・せん / Sen Kushida

くしだ・せん●1981年北海道生まれ。札幌光星高等学校、小樽商科大学商学部卒、同大学院商学研究科経営管理修士(MBA)コース修了。大手IT会社の新規事業開発部を経て、北海道岩内町のブランド茶漬け「伝統の漁師めし・岩内鰊和次郎」をプロデュース。現在、合同会社いわない前浜市場CEOを務める。BSフジサンデ―ドキュメンタリー「今こそ鉄路を活かせ!地方創生への再出発」番組監修。

 

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