創業90年カヤバがキャンピングカーに挑む意味 デュカトをベースにした「ビラトール」を発表

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OFF WE GOとして展示されていたeバイク
OFF WE GO!として展示されていたeバイク(筆者撮影)

なお、今回のショーで、カヤバは「OFF WE GO!」という新しいブランディング計画を発表した。これは、一般ユーザー向けにオフロード系の製品を提供するというもの。今回紹介したキャンピングカーのほかにも、例えば、トヨタ「GRヤリス」のラリー競技車両用ショックアブソーバなども手がけるという。また、MTBタイプのeバイク(スポーツ電動アシスト自転車)用サスペンションなども開発予定。いずれも、オフロードやアウトドアで楽しむ車両向けの商品を提供していくとのことだ。

異業種のキャンピングカー市場に挑むカヤバ

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従来、B to B製品をメインとしてきたカヤバが、B to Cビジネスへ乗り出す。その背景には、自動車業界の現状も関連しているのだろう。「100年に一度の変革期」といわれている現在、業界には多様な技術革新やIT関連など新規企業の参入も続いており、従来の事業だけでは生き残れない可能性も出てきている。そうした流れは、自動車メーカーだけでなく部品メーカーなども同様で、他メーカーでも異業種へ参入する動きが出てきている。

そんななか、生き残りをかけた新たな試みを仕掛けるカヤバ。創業90年を迎える老舗企業の奮闘が果たして実を結ぶのか、今後の動向に注視したい。

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平塚 直樹 ライター&エディター

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ひらつか なおき / Naoki Hiratsuka

1965年、福岡県生まれ。福岡大学法学部卒業。自動車系出版社3社を渡り歩き、バイク、自動車、バス釣りなどの専門雑誌やウェブメディアの編集者を経てフリーランスに。生粋の文系ながら、近年は自動運転や自動車部品、ITなど、テクノロジー分野の取材・執筆にも挑戦。ほかにも、キャンピングカーや福祉車両など、4輪・2輪の幅広い分野の記事を手掛ける。知らない事も「聞けば分かる」の精神で、一般人目線の「分かりやすい文章」を信条に日々奮闘中。バイクと猫好き。

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