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東芝元役員「キオクシアの投資判断はまだ"若い"」 現在は過渡期、勝負は1~2年先にやってくる

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ラゾーナ川崎東芝ビルの外観
(写真:Naokita / PIXTA)

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念願の上場を果たしたキオクシアホールディングス。その現状を東芝の元役員はどう見ているのか、語ってもらった。

東芝から独立して再出発した後も、キオクシアの経営陣とは付き合いが続いている。ファンド傘下でのやりづらさは、当然ある。とくに投資を決めるスピード感や規模については、互いの考え方が違うことがあるようだ。

ファンド側は投資判断を下す際に、業界アナリストや外部の調査会社のデータを参考にすることが多かったという。だが半導体、とくにメモリー事業はとにかくスピード勝負。こうした見通しは「古い情報」にすぎない。メモリー市況は予測どおりには動かず、変動も早く急激だ。結局、キオクシアの営業が足で稼いだ情報を基に判断するのが正しい、という結論に至ったようだ。

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