オリンパスは経営陣への損害賠償訴訟提起。高山社長は4月末に辞職の方針

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オリンパスは経営陣への損害賠償訴訟提起。高山社長は4月末に辞職の方針

不正会計問題で今後の動向が注目されるオリンパス。18日午後、大手町で開かれた会見の席上で、高山修一社長は経営陣に対する損害賠償請求訴訟を提起するとともに自らの退陣も含めた今後の対応について発表した。

オリンパスは10日の取締役責任調査委員会の調査報告を受け、現在から過去にわたる取締役の責任追求を行う。さらに17日に発表された監査役等責任調査委員会の報告書に基づき、監査役に対する責任も追及する方針だ。取締役に対する責任追及の対象となるのはバブル期に社長職を務めた下山敏郎氏にまで遡る。その後社長職に就いた岸本正壽氏や今回の不正会計の発端となった菊川剛氏などを含め合計19名。その中には高山社長も含まれる。監査役の責任対象となったのは5名。

18日の会見では役員の責任追及を受けて今後の社内改革を図ることを発表した。4月後半に臨時株主総会を招集、高山社長以下、取締役の退任も明らかにした。加えて、臨時株主総会で新役員を選任するための指名委員会を設置し社外取締役である林田康男取締役と来間紘取締役を委員として指名。会社からは独立した委員会を組織することで公平性、独立性を担保するとした。

注目されている他社との提携について「現経営陣のもとでは検討していない。新体制になって検討を始める」(高山社長)と具体的なことは明らかにしなかったが、「不採算事業については整理が必要だと考えている」(同)と事業改革の必要性を語った。

(伊藤 崇浩 =東洋経済オンライン)


《東洋経済・最新業績予想》
(百万円)    売 上  営業利益 経常利益  当期利益
連本2011.03  847,105 38,379 23,215 3,866
連本2012.03予 900,000 50,000 25,000 -20,000
連本2013.03予 910,000 54,000 41,000 24,000
連中2011.09  414,518 17,535 9,476 -32,329
連中2012.09予 450,000 25,000 19,000 10,000
-----------------------------------------------------------
         1株益¥ 1株配¥
連本2011.03  14.4 30 
連本2012.03予 -74.9 0-30 
連本2013.03予 89.9 0-30 
連中2011.09  -121.1 0 
連中2012.09予 37.5 0-15 
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