国民玉木氏が「不倫問題」で3カ月役職停止の裏側 賛否交錯、来夏「政治決戦」で国民民主の浮沈に直結
それだけに、国民民主党内からも「古川氏は今後、玉木氏に相談しないで対与党協議を進める構えだ」(同党政調幹部)との声が相次ぐ。
玉木氏自身は処分後に「『年収103万円の壁』見直しなどの交渉に影響が出ないよう、(一議員として)バックアップしていきたい」と語ったが、同じ大蔵官僚出身の宮沢洋一税制調査会会長ら自民党側は「玉木氏が表舞台から去ったことで状況が変わった。これからは古川氏の出方を見極めて対応するしかない」(自民税調幹部)と身構えており、「交渉が円滑に進むかどうかは、古川氏の対応次第」(政治ジャーナリスト)となりそうだ。
自民・広瀬氏は不倫の果てに議員辞職
そうした中、インターネットも含めて多くのメディアが注目するのが、過去に不倫を含む不適切な男女関係が発覚した多くの与野党国会議員たちの「身の処し方」だ。具体的には議員辞職や離党、政務官辞任、口頭注意などケジメの付け方は多岐にわたるが、今回の玉木氏への処分の適否は、「最終的には国民がどう受け止めるかによって決まる」とみられている。
そうした中、今年もいわゆる「文春砲」や「新潮砲」など週刊誌の“餌食”となった国会議員は枚挙にいとまがない。その中で、話題満載で地上波テレビでの情報番組などが大きく取り上げたのが広瀬めぐみ・元自民党前参院議員のケースだ。
広瀬氏は2022年参院選で1人区の岩手選挙区で初当選した。同選挙区は過去に「政界の最高実力者」と呼ばれた小沢一郎衆院議員(立憲民主党所属)の地元で、広瀬氏は30年ぶりの自民党当選者で、同区初の自民党女性議員ともなったことで話題になった人物でもある。
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