ディズニーが「日韓コンテンツ」強化を続ける事情 『SHOGUN 将軍』に続くヒットは生まれるか

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日本が得意とするアニメ分野では、北条司さん原作の『キャッツ♥アイ』がおよそ40年ぶりに新アニメシリーズとしてリバイバルされることが発表された。

会場では歌手のAdoがカバーした主題歌が披露され、その時の歓声も大きなものだった。ほかにも『呪術廻戦』の朴性厚監督が手掛ける『BULLET/BULLET』や、モバイルゲームから始まった『ディズニー ツイステッドワンダーランド ザ アニメーション』などが、2025年に配信されると発表された。

日本発のコンテンツではやはりアニメが1つの目玉となっている(記者撮影)

目立った韓国発のコンテンツ

日本以上に目立ったのが韓国の独自作品だった。2023年にアメリカ以外で制作された独自作品のうち、視聴回数に基づく指標の上位15作品中、9作品が韓国ドラマだったという。

中でもウェブトゥーン(縦読み漫画)を実写化した『ムービング』が世界的なヒットを記録。そうした結果を反映して、ディズニーは今後も韓国ドラマの配信を強化する。

『ムービング』の制作陣が再結集した『照明店の客人たち』(2024年12月4日配信)のほか、合計10本の実写ドラマが紹介された。うち6本の出演者や監督らが会場に登壇する力の入れようだった。そして発表会の最後に公表されたのが、ムービングシーズン2の制作だった。

日本からの発表で最も注目すべきは『旅するSnow Man』(仮)(2025年配信)だろう。人気グループSnow Manのトラベルリアリティショー。ディズニープラスの日本独自作品としては、初のバラエティ番組となる。

ネットフリックスやアマゾンプライムでも、バラエティ番組は会員獲得の原動力となっただけに、その効果が注目される。製作は日本テレビで、今後同社との協業がどこまで広がるかもポイントだ。

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