健康保険が使える「禁煙外来」約50%が休止のワケ 禁煙を諦めたくない人が今すぐできる方法は?

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禁煙外来が半減しているとのこと。その理由は――(写真:プラナ/PIXTA)

たばこをやめたい……。そう思っている人たちを後押ししてくれるのが、ニコチンガムなどの禁煙補助薬や、禁煙外来でしょう。

ですが、いま、その禁煙外来の数が半分ほどに減っているといいます。その理由は禁煙補助薬チャンピックス(ファイザー:一般名はバレニクリン)の出荷停止です。

なぜ出荷停止なのか、なるべくつらい思いをせず禁煙するにはどうしたらいいか、加熱式たばこはどうなのかも含めて、最新情報・ポイントをお伝えします。

チャンピックス出荷停止の理由

チャンピックスが出荷停止になって3年。出荷停止の理由は他国で社内基準値を超える発がん性のN-ニトロソバレニクリンという物質が検出されたためです。

出荷停止を受けて禁煙外来を休止している医療機関も多くあります。

一般社団法人日本禁煙学会が2024年10月に全国の病院やクリニックなど100施設の禁煙外来を対象に調査を⾏ったところ、約50%が休⽌もしくは閉鎖となっていました。その理由として「チャンピックスが出ればまたやる」「薬がないのでと断っている」などが挙がっています。

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