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石破茂政権の目玉政策「地方創生2.0」への注文 なぜアベノミクスの地方創生策は失敗したのか

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首相官邸で記者会見中の石破茂首相
首相官邸で記者会見中の石破茂首相(写真:Kiyoshi Ota/Bloomberg)

石破茂首相がとくに力を入れているのが地方創生である。この政策は与野党対立にはならないようだから、首相はリーダーシップを発揮できそうだ。推進部隊の「新しい地方経済・生活環境創生本部」も設けられたが、問題はその地方創生策の中身だ。

石破首相は所信表明演説で「これまでの成果と反省を生かし、地方創生2.0として再起動させる」と述べている。確かに過去の反省は重要だ。石破首相は、初代の地方創生担当相として2014年以降の地方創生策(以下、地方創生1.0)を主導した。筆者は、この地方創生1.0については次のような反省点があったと考えている。

地方創生1.0を省みる

第1は、地方創生と少子化対策という二兎を追ったことだ。しかし、その後少子化はさらに進み、地域経済も厳しい状態が続いている。つまり、結果的に二兎とも得られなかったことになる。

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