盗撮される?「スマート家電」が乗っ取られる恐怖 家族の安全のために取るべき「ハッキング対策」

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多くの場合、他のサービスで漏洩したIDとパスワードの組み合わせを第三者が入手し、不正にログインに悪用することによって被害につながっている。

ネット接続されたカメラは設定を確認すべし

2023年1月、国土交通省が全国の河川に設置している監視カメラ338台が不正アクセスを受け、カメラ画像の配信停止を余儀なくされる事態が発生した。

このときに使用されていた簡易型のネットワークカメラは、カメラ本体で無線通信を行い、インターネットに直接接続して画像情報のやり取りを行うもの。攻撃者はセキュリティの脆弱なカメラを狙って内部に侵入したものと考えられる。

インターネットからのアクセスが容易なネットワークカメラは、外出先から室内のペットの確認や、設備の防犯目的で監視する目的などでも幅広く使用されているが、設定によっては、意図せず誰でも閲覧可能な状態になっているものも数多く存在する。

これらのネットワークカメラを集約した“のぞき見サイト”もインターネット上で公開されており、知らない間にプライバシーが侵害されている可能性がある。

各地のカメラで撮った映像(モザイクがかかっている)
公開カメラ収集サイトのイメージ(写真:筆者提供)
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