インスタが「子どもの安全対策」なぜ今なのか 全面対策の発表は保身のためという声も
インスタグラムは17日、オンラインでの子どもの安全対策を求める圧力の高まりを受け、18歳未満のユーザーに対してプライバシー保護を強化し、ソーシャルメディアの有害な影響を制限するための全面的な見直しを発表した。
インスタグラムによると、18歳未満の利用者のアカウントは今後数週間以内にデフォルト(自動の初期設定)で非公開に切り替わる。要するに、アカウントの所有者が承認したフォロワーしか投稿を見られなくなるということだ。
メタ傘下のインスタグラムはまた、睡眠を促進するため未成年者への通知を午後10時から午前7時まで停止。さらに、保護者のために一段と多くの監視ツールを導入する予定で、10代の子どもが最近メッセージを送ったアカウントを確認できるようになる。
親の不安に対処することが目的
インスタグラムの責任者アダム・モッセーリは、新しい設定と機能について、不適切なコンタクト(接触)や不適切なコンテンツ、長すぎるスクリーンタイムなど、親が最も懸念していることに対処するものだと語った。
「私たちが保護者の考えに焦点を当てることにしたのは、どんなテック企業や民間企業、上院議員、政策立案者、政府職員、規制当局よりも、子どもにとって何が適切なのかを知っているのは、その親だからだ」とモッセーリはインタビューで述べた。