実機を触ってわかった「iPhone 16」は"買い"だ 型落ち「iPhone 15 Pro」を週末に狙うのもアリ

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本来、日本の場合、昨今の円安傾向で、スマートフォンの値段が軒並み高騰してるが、この値付けでいくと、レート換算としては142円となっている。2カ月前には160円をつけるなど、ここ最近の円相場は乱高下しているが、そんななか、142円とこの数カ月では最も円高傾向に触れたレートで値付けをしているということは、アップルとしては相当、頑張った結果なのだろう。

4モデルのなかでも買いやすく、使える機能も豊富とあって、今後、数年間、安心して使える機種としてiPhone 16は間違いなく「買い」なのではないだろうか。

市場から姿を消しつつある「iPhone 15 Pro」

一方で「Apple Intelligenceだけでも使いたい」というのであれば、型落ちとなったiPhone 15 Proも狙い目だったりする。

しかし、アップルのサイトを見ると、すでにiPhone 15 Proはラインナップから消えている。また、各キャリアのオンラインショップでは「在庫なし」、家電量販店のSIMフリーも「販売終了」といった表示がされており、市場から姿を消しつつあるのだ。

Apple Intelligenceは、iPhone 15シリーズにおいては、ハイエンドモデルとなるiPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxのみが対象となっている。

いまでも値下げされ販売が続いているiPhone 15とiPhone 15 PlusはApple Intelligence非対応なのだ。

本来なら型落ちとなったiPhone 15 Proを入手し、Apple Intelligenceを楽しむのが最もお得な方法なのだが、残念ながらiPhone 15 Proが買いにくくなっている。

ただ、Apple Intelligenceは10月から英語版が使えるようになるものの、日本語として動くのは2025年中となっている。つまり、iPhone 16シリーズを焦って買ってもすぐにApple Intelligenceが使えるわけではないのだ。

であれば、街中にあるキャリアショップなどで週末に限って売られそうな「iPhone 15 Pro」が出てくるまでしばらく待ってみるというのもアリかもしれない。

iPhone 15 Proが公式ルートで売られなくなったからといって、当然、どこかに在庫は存在する。それらを処分するルートはあるわけで、型落ちになり、家電量販店などの週末セールとして出てくる可能性は極めて高いだろう。

Apple Intelligenceの日本語版が提供されるのをのんびりと待ちつつ、iPhone 15 Proの掘り出し物が出てくるのを待つというのも楽しい買い方のひとつなのかもしれない。 

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石川 温 スマホジャーナリスト

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いしかわ つつむ / Tsutsumu Ishikawa

日経ホーム出版社(現日経BP社)に入社後、日経TRENDY編集記者としてケータイ業界などを取材し、2003年に独立。現在は国内キャリアやメーカーだけでなく、グーグルやアップル、海外メーカーなども取材する。まぐまぐにてメルマガ「スマホ業界新聞」を配信。YouTubeチャンネル「石川温のスマホ業界ニュース」にて記者会見のライブ中継や解説動画を流している。近著に『これからの5Gビジネス』(エムディーエムコーポレーション刊)がある。

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