駅名で知名度抜群「東武動物公園」どんなところ? 広大な「ハイブリッド・レジャーランド」の裏側

✎ 1〜 ✎ 65 ✎ 66 ✎ 67 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

そんな動物園ゾーンにも、いくつか工夫が行われている。たとえば、サル山だ。

東武動物公園 サル山
リニューアルしたばかりのサル山で活発に活動するおサルさんたち(撮影:鼠入昌史)

「サル山は、以前は山が1つだけだったのですが、今年春のリニューアルで2つにしました。水辺と日陰もあって、サルも少しは涼を取れるんじゃないかな、と。実際に眺めていると、滝壺に飛び込むサルもいて、動きが大きくなってなかなか楽しいですよ」(鈴木さん)

厳重なバックヤード

体重が4~7トンになるという巨大なアフリカゾウの飼育エリアも見せてもらった。

かつては柵の中に飼育員が入って世話をする“直接飼育”だったが、危険性も高く最近では行われなくなっていた。しかしそれでは、たとえば足の裏などのケアが難しい。そこで、バックヤード側に巨大な柵を設け、扉から足を出してもらってケアをすることができるようにしたのだとか。

「ゾウは長い鼻を自由自在に使います。柵から鼻だけ出してエサをつかんで食べたり、ひまつぶしに自分の糞を鼻でつかんで投げたりするんです」

ゾウの飼育員、疋田喬之さんはこう話してくれた。ゾウさんの意外な生態を知ることができるのも、動物園のおもしろいところだ。

東武動物公園 アフリカゾウの飼育エリア
アフリカゾウの飼育を担当する疋田喬之さん。頑丈な柵の向こうでは、あるじが鼻でキャベツをつかんでいる(撮影:鼠入昌史)
関連記事
トピックボードAD
鉄道最前線の人気記事