ドラえもん「どら焼き屋の経営ゲーム」売れる理由 発売後すぐ売り上げ首位に、他作品のキャラも登場

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『ドラえもんのどら焼き屋さん物語』がうまくいった理由はいくつか考えられる。1つは開発陣に熱心な藤子・F・不二雄ファンがいたことだろう。かなりのこだわりがあったことが見てとれる。

そして、カイロソフトのゲームとキャラクターものの相性がよいのも重要だ。本作は経営シミュレーションといえなくもないのだが、そう書くと語弊があるのも事実である。

というのも、実際のゲームプレイにおいては、増築して商品を増やしていってイベントをこなしていけば、どんどん成功するからだ。

通常の経営シミュレーションであれば戦略が失敗して破産といった可能性もありうるが、本作は資金が尽きそうになるとドラミちゃんが未来からやってきて現金をくれるのである。持つべきものは頼れる妹だ。

経営シミュレーションというよりクリッカーゲーム

いわゆるクリッカーゲーム(ボタンを押してどんどん数字が増えていく様子を楽しむゲーム)や、放置ゲーム(ほったらかしていてもお金やアイテムが増えていくゲーム)といったほうが、ゲームのジャンル説明としてはより正確といえよう。

ゆえに、『ドラえもんのどら焼き屋さん物語』は経営シミュレーションとしては歯ごたえがない。しかし、さまざまなキャラクターが登場するゲームとして捉えると、それはそれでよいのである。

かわいいドット絵
ドット絵もかわいらしい。大きなテレビに映すと解像度が足りなく感じるものの、携帯モードで遊ぶには十分だ(画像は任天堂公式サイトより)

本作に求められているものは何か? それはやはり、さまざまな藤子・F・不二雄キャラクターが出てくることと、それに関連したイベントがあることだ。もしゲームとしての難易度が高ければ、それらを楽しむ障害になりうるのである。

このように、本作は藤子・F・不二雄のキャラクターとカイロソフトのゲームがうまく噛み合った一作になっている。今後もカイロソフトと有名キャラクターのコラボレーションがありえそうなほど、相性がよいゲームといえるだろう。

渡邉 卓也 ゲームライター

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わたなべ たくや / Takuya Watanabe

いわゆるテレビゲームを専門にコラム・評論などの記事を書くライター。大学卒業後はサラリーマンになったが、満足にゲームを遊べない環境にいらだちを覚えて転身。さまざまなメディアにゲーム関連の記事を執筆。駄作に対して厳しく書いてしまうことでも知られる。

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