“EVのフロントランナー”日産はモーターショーで3コンセプトモデル公開
“電気自動車(EV)のフロントランナー”を自負する日産自動車。12月3日から東京ビッグサイトで一般公開される「東京モーターショー2011」では、その言葉を具現化する出展内容となっている。
お披露目された3つのコンセプトカーはすべてEVだ。「最新のEVコンセプト」(カルロス・ゴーン社長)と位置づける「ピボ3」は、全長わずか2.8メートル、3人乗りのコミューター。将来、駐車場に整備が想定される情報インフラ(オートマティック・バレーパーキング=AVP)と連携し、駐車場エリアでの自動走行、自動駐車が可能。スマートフォンによって車寄せまでクルマを呼び出すこともできる。クルマの情報化が進む中で、未来の人とクルマのつながりを提案する。
ピボ3
スポーツEVの「エスフロー」は、5秒以下で時速100キロメートルまで到達する加速感が最大のウリ。若い起業家をターゲットにしたEV「タウンポッド」は、商用車の実用性も兼ね備えたコンセプトカーになっている。
エスフロー
タウンポッド
「自動車メーカーが車づくりのみに集中する時代は終わった」(ゴーン社長)。展示では日産が提案する未来型スマートハウスも登場。市販前提のクルマが商用バン「NV350」だけなのは物足りないが、日産のEVビジネスの広がりを実感できるブースになっている。
未来型スマートハウス
(並木厚憲 撮影:尾形文繁 =東洋経済オンライン)
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