日本株の本格的な戻りはいつになるのか

日経平均733円安、ついに1万8000円割れ

もちろん、今後の相場は一時的には戻りを試す局面もあるかもしれない。だがこれほどまでの大幅下落となった以上、本格的な反転は先になりそうだ。市場の想定を上回る大がかりな政策出動があれば別だが、今後数カ月間、調整基調が続くことも覚悟する必要がある。

株価が反発しても、「下落途中の一時的な戻り」

24日のコラム「895円安の日経平均、今後のポイントは何か」でも解説したように、今月末、12カ月移動平均線の位置する1万8500円前後を割り込んで引けると、調整が長期化する可能性が高い。そうなれば、当面はレンジ内で上下に振れる値動きの荒い展開ながら、上値の重い展開が続くことになろう。

もし読者が個人投資家であれば、以下のことに気をつけていただきたい。26日以降の相場は、時として、買戻しを伴って急激に値を戻す局面もありそうだ。個人投資家がそのような場面に出くわすと、「株価調整は終了した」との見方から、戻り高値の局面で株を買いたくなるものだ。

だが、下落基調の局面では、いったん値が戻っても、相場は急落しやすく、買った価格よりも安値で売ることになりかねない。こうした取引を繰り返すと、あっという間に損失が積み上がる。

すでに、米国株や上海株などの価格は、日本株に先行する形ですでに12カ月移動平均を大幅に下回っており、中期的な下落基調入りがほぼ確定している。日本株だけが上値を試すことはほぼ不可能である。長期トレンドが崩れた際には、回復に時間が掛かるということであり、取引はきわめて慎重に行うべきだ。

次ページ財政出動や金融緩和があれば株価は戻るのか?
マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 「日本の外交」超入門
  • 「非会社員」の知られざる稼ぎ方
  • 森口将之の自動車デザイン考
  • 若手社員のための「社会人入門」
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
背水のフジテレビ<br>500日の苦闘

日枝会長が退き宮内新体制が発足してから1年半。増益に転じたが視聴率は低迷を続ける。長寿番組の打ち切りが象徴する大胆な編成改革に加え、組織もコストも抜本的に見直した。背水の陣を敷く同社の人間ドラマを追う。