大手と提携連発!東大出身ベンチャーの実力 NTT、トヨタ、パナソニック、ファナック
ただ、PFNとしても提携相手をやみくもに増やしているわけではない。従業員は20数名という少数精鋭で開発しているため、人的余力は限られる。最高戦略責任者の長谷川順一取締役は、「積極的でウィンウィンとなるパートナーと事業をやっていく」と話す。
事業領域については、自動車、製造業、バイオヘルスに絞って展開する方針だ。バイオ分野では京都大学のiPS細胞研究所と組み、共同研究なども行う。株式公開は検討しているが、ベンチャーキャピタルなどからの出資は受けない方針だ。
日本が世界の最先端を行く?
「今のインターネットは人が使う前提で最適化されているが、今後、ロボットや自動車などがインターネットに繋がるようになると、要求されるワークフローは違ってくる。使われ方が変わると、仕組も変わっていかないといけない。IoT時代に向けて新しいネットワークを作っていくのが中長期的な目標」と、PFNの西川徹社長は語る。
最先端の技術を持つベンチャーと日本を代表する有力企業の提携を通じて、これまでにない技術の確立や実用化を加速させられるか。それができれば、IoT分野で日本が世界に先駆ける存在になるシナリオも見えてくる。
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