USJが乗り出す沖縄パークに秘められた魅力 大阪とはまったく別物、投資家の視線も熱い
摂氏30度を超す暑さにもかかわらず、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の「ハリー・ポッター(ハリポタ)」エリアには、おなじみの魔法使いの黒いローブをまとったファンが詰めかける。エリア開業から1年が経ったが、平日も入場制限されることがほとんどだ。
ハリー・ポッターで完全復活
このハリポタを武器にユー・エス・ジェイの業績は絶好調。2014年度の入場者数は1270万人を記録。営業利益は2年連続で過去最高を更新した。
USJは映画のテーマパークとして2001年に大阪で誕生。開業当初こそ入場者は年間1000万人を超えたが、その後10年にわたって客数が低迷した。だが2012年に子供向けエリア「ワンダーランド」を開業して、手薄だったファミリー層を取り込み、人気コミック『ワンピース』のイベントなどで新たな客層の開拓にも注力。2014年オープンのハリポタで大復活を遂げた。
そんなUSJが沖縄に進出する。今年3月にグレン・ガンペル社長が正式に表明、7月17日に翁長雄志沖縄県知事と会談し協力を要請した。年内にも事業計画を固める。
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