「日本一アイスを食べない」あの街が示す盲点 圧倒的に暑い常夏リゾート地がなぜ?
梅雨明けの日本列島。今週末から8月に入り、日増しに暑くなるばかりだ。こんなときには冷たいモノ。アイスクリームを食べたくなる人は多いだろう。そんなアイスクリームにまつわる興味深いランキングがある。
(2人以上の世帯当たり/年間)
2位:川崎市―9381円
3位:福井市―9037円
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50位:神戸市―6428円
51位:那覇市―5935円
(出典:総務省統計局 家計調査 2012~2014年平均)
全国平均は1世帯当たり年間7904円で、ランキングは県庁所在地、政令指定都市の51市が対象だ。なんと驚くことに、南国・沖縄県那覇市が全国最下位なのである。
沖縄気象台のホームページ(HP)には、「沖縄本島地方の年平均気温は23℃前後。東京や大阪に比べると、年平均気温は6~7℃高くなっています」という記載がある。沖縄に一度でも行ったことがある人なら、身を持ってその暑さを知っているだろう。
文句なしに暑い沖縄で、なぜアイスが売れない?
そんな暑い沖縄にいたら、アイスクリームやシャーベットを食べたくなるのでは、というのが普段は東京にいる取材班の感想だ。思わず「なんで?」と声に出してしまうほど、一般的な印象とは正反対なランキング。真相を知るべく、取材班は沖縄へ飛んだ。
沖縄は……暑い!文句なしに暑い。取材班が訪れた日も気温は30℃を超す真夏日。こんなに暑ければ冷たいモノが欲しくなる。本当に沖縄でアイスは売れていないのだろうか。
まずはスーパーで、アイスがどのくらい売れているのか調べてみた。アイス売り場へ行ってみると、大量のアイスが置いてある。沖縄の銘菓「ちんすこう」にちなんだ「ちんすこうアイス」なる珍品も発見できた。そのほかにも本州にはない、オリジナルなアイスが数多く、値段も安い。
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