巨費投じプロミス買収、三井住友FGの真意
今後、両社のシナジー拡大に向けては、プロミス社員の動揺が懸念される。
消費者金融会社の社員の間には、銀行との企業カルチャーの違いから冷遇されるのではないかという不安やリストラへの恐怖感がある。三井住友銀行の幹部は「昨年までにプロミスが実施した人員削減で効果は十分に発揮されている」と一段のリストラを強く否定する。が、完全子会社化で社員たちが浮き足立つ事態になれば、事業拡大策の土台が揺らぎかねない。
SMFGは巨額投資の果実を十分に得られるのか。その手腕が問われる。
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(浪川 攻 =週刊東洋経済2011年10月15日号)
※記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
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