「東京から京都に行くのに、シンカンセンの予約を取ろうとネット上を探しまわったが、どうやってもできなかった。オンライン予約が無理なら、鉄道会社はサイトに『うちの列車はネットで買えない』とはっきり書いておいてほしい……」
東海道新幹線の車内で出会ったフランス人女性からの批判だ。実際にそういうことが起きているのか、改めて確認してみた。
日本人にとってもネット予約は難しい
新幹線のネット予約をめぐっては、おそらく日本人の一般の方々も頭を悩ませているのではないだろうか。JR東日本が運営しているネット予約サービス「えきねっと」は、在来線特急も含めて全国の列車をカバーしているので、クレジットカードがあれば普通に予約・購入できる。
一方、JR東海が運行の東海道・山陽新幹線は、「エクスプレス予約」という呼び名でサービスが行われているものの、サイト上で「会員制ネット予約サービスです」とはっきりうたっており、専用のクレジットカード会員にならないと利用できない。当然のことながら、外国人客の利用は想定外、まして海外から入会する人などまずいないだろう。
このようにJRの2社を見るだけでも対応が異なるのだが、さらにJR西日本は別のサイト「e5489」で、山陽・九州、北陸新幹線など管内列車の予約ができるようになっている。しかし座席指定ができるサイトの英語版はない。このように、会社ごとにサービスのしくみが「バラバラ」なのだ。
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