2023年6〜10月に実施したアンケートの企業からの回答(原則2022年度までのデータ)を基に評価。一部アンケート未回答会社は統合報告書など公開情報も利用し評価を行っている。
項目名と各項目の点数は表を参照。項目ごとに1〜6点が割り振られ、回答状況に応じて点数がつく。評価はすべて加点方式で、回答内容などによる減点はないが、未回答は得点がゼロとなる。数値項目については平均値やトップクラスの数値を参考に採点基準を作成している。
今回の評価は、温室効果ガス(GHG)排出量削減や女性登用など環境やダイバーシティーなど国内でも大きな社会課題とされる指標について、基準を強化。数値での実績をより深く見るようにしている。
続いて、評価項目の得点を合計してカテゴリーごとに得点を算出する。各カテゴリーの得点がトップの企業のポイントを100とし、2位以下はトップの得点に応じた比率でポイントを算出する。
最終的に「人材活用」(100点満点)、「環境」(同)、「社会性」(同)、「企業統治」(同)の4カテゴリーのポイントを合計し、400点満点で点数の高い順にランキングした。

【総合ポイントの算出方法について】4つのカテゴリーのうち、「人材活用」を例にすると、第一生命ホールディングスの人材活用の合計得点は74点。一方、人材活用トップ(ファンケル)の得点は80点だ。次にトップ企業を「100」としたポイントに換算する。第一生命の人材活用のポイントは74×(100÷80)=92.5となる。同様に環境のポイントは98.6、社会性のポイントは95.2、企業統治のポイントは100.0となる。その合計(92.5+98.6+95.2+100.0=386.3)が総合ポイントだ。トップの得点を基本にポイント化しているため、ポイント「100」がすべての項目が満点というわけではない。
初めて金融機関がトップに
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