部屋づくりは「モノと自分の調和」が大切なワケ エッセイスト塩谷舞が語るインテリアの探し方

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手前にソファ、左億はダイニング、右奥は書斎スペース
リビングからは緑が見える。右奥は書斎スペース(写真:本人提供)

どんな光の中で暮らすのか、というのはとても重要。入居してすぐに電気屋さんに連絡し、古くて大きな蛍光灯を取り外して、引っ掛けシーリング用のアダプタに取り替えていただきました。そしてやわらかい光のシーリングライトと、食卓をやさしく照らすペンダントライトを装着。

蛍光灯の明るすぎる光だと、集中力は高まりますが、家庭用の照明としては強すぎるし、家具や壁紙ものっぺりとして見えてしまう。 “どういう光で部屋を包むか”で部屋の印象はがらっと変わります。

インタビューを受ける塩谷舞さん
塩谷 舞(しおたに・まい)エッセイスト/1988年大阪・千里生まれ。京都市立芸術大学卒業。大学時代にアートマガジン『SHAKE ART!』を創刊。会社員を経て、2015年より独立。2018年に渡米し、ニューヨークでの生活を経て2021年に帰国。文芸誌をはじめ各誌に寄稿、SNSではライフスタイルから社会に対する問題提起まで、独自の視点が人気を博す。著書に『ここじゃない世界に行きたかった』『小さな声の向こうに』(文藝春秋)がある(撮影:今井 康一)

テーブルを照らしているペンダントライトは無骨な質感が気に入って購入しました。「LIGHT YEARS」という福岡のセレクトショップのオリジナル商品なのですが、火山灰の軽石をくり抜いて作られたものです。

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