亀戸「新興フードコート」で味わうミシュランの味 新旧交わる、新陳代謝の町並みを食で勝手に再現

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うどんは待ちなしで提供。茄子のてんぷらも付けた。だしをかける前提だからか、うどんに乗ったカレーは結構固めである。つゆ、というよりはカレーそのものといった感じ。

同店の公式サイトによると、カレーは四ツ谷にある、ミシュラン1つ星を獲得したフレンチ店が監修しているらしい。亀戸のフードコートで、ミシュランが渋滞している。

「カレーうどん」
「カレーうどん」を注文(筆者撮影)

大阪王将でチョイスしたのは、餃子&炒飯定食。990円とコスパが良く、意図せず唐揚げも付いてきた。

唐揚げとスープがうれしいセット
唐揚げとスープがうれしいセット(筆者撮影)

ミシュランの味と、町中華ライクな大阪王将の味がここに相まみえる。まさに新旧が交わる亀戸のようなタッグといえよう。

さっそく、餃子を一口。柔らかめの食感だが、あんはたっぷりでおいしい。すかさずチャーハンも合わせる。冷凍食品や家で自作するチャーハンではなかなか味わえない油の量と焼き感で、これも美味である。

カレーうどんのほうは、だしをかける前はまぜそばのような感じ。カレー自体は非常にオーソドックスで、意外としっかり辛い。これだけではやや味気なく、だしをかけて完成といった感じの味である。

セット
新旧交わる、亀戸の街を筆者なりに表現したタッグだ(筆者撮影)

食べながら辺りを見ると、談笑したり勉強したりする学生、あとは小さな赤ん坊連れが目立つ。新陳代謝を続けてまだまだ発展途上の亀戸という街同様に、可能性にあふれた若者たちである。

平成に生まれた「昭和レトロ」と、地名の誤解

なお、この日は「藤」で知られる亀戸天神社や、スポーツの神を祀った亀戸香取神社なども訪問していた。

道中には亀戸梅屋敷という施設があった。名産品の販売や観光案内だけでなく、寄席も開かれているらしい。

亀戸梅屋敷
亀戸梅屋敷(筆者撮影)
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