千葉の会場には、フェローグリーンというシグネチャーカラーに塗装されたディフェンダー・オクタ・エディションワンが持ちこまれており、強烈な存在感をはなっていた。車高は通常のディフェンダーより28mm高く、スタンス(車幅)は68mm広くなったと説明される。
エンジンは、これまでディフェンダーには設定のなかった4.4リッターのV型8気筒。現行ラインナップでのV8は5.0リッターだから、排気量こそ縮小しているが、ツインターボチャージャーとマイルドハイブリッドシステムをそなえ出力は上をいく。
635馬力(467kW)の最高出力と、800Nm(ローンチコントロール使用時)に達する最大トルクを持つ。驚くことに、最大トルクは1800rpmからおよそ6000rpmまで連続して発生するという。
「史上もっともパワフルで究極」とプレスリリースに書かれているように、資料によるとディフェンダー・オクタは、静止から時速100kmまで4秒フラットで加速。22インチの軽量アロイホイールとオールシーズンタイヤを選択すると、最高速度は時速250kmに達するそうだ。
6Dダイナミクスサスペンションによりオンロードも俊敏に
足回りには、ディフェンダーとして初めて、油圧連動式6Dダイナミクスサスペンションテクノロジーを採用。オンロードとオフロード、ともに性能向上を図っている。
オンロードではロールを抑え、「いかなる路面においても、他に類をみない信頼感と制御性を確保する」とうたわれている。ブレーキは、400mm径のブレンボ製キャリパーを採用。ステアリングレシオは、よりクイックなものとなっている。
「強化されたウィッシュボーン(サスペンションの一部)や、独立したアキュムレターを持つアクティブダンパーの採用などによる、高速道路からワインディングロードまで、俊敏かつ正確な応答性が楽しめるようになりました」と、英国からやってきた技術説明員は語る。
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