今年も女性活躍・男女共同参画の重点方針「女性版骨太の方針2024」が政府によって策定された。同方針では、プライム市場上場企業を対象とした「2030年までに、女性役員の比率を30%以上」という目標を引き続き掲げている。
経営に直接関与する役員層の女性比率向上には、現場でのマネジメント経験、つまり管理職層への女性登用の増加が欠かせない。そこで今回は、『CSR企業総覧(雇用・人材活用編)』2024年版掲載データを基に、女性管理職比率上位100社をランキングで紹介していく。
管理職の定義は、部下を持つ、または部下を持たなくとも同等の地位にあることとしている。なお、『CSR企業総覧(ランキング&集計編)』2024年版には、同ランキング上位400社を掲載している。こちらも参考にしてほしい。
ABC Cooking Studioは6年連続1位
6年連続1位となったのは、都内を中心に国内外で料理教室を展開するABC Cooking Studioで98.4%(女性管理職121人、以下同)。自社の女性管理職育成ノウハウを生かし、女性リーダーの輩出や女性管理職率向上の支援など、女性活躍を後押しする人材紹介事業「ABC JOB STUDIO」も手がける。
2位にも前回に続き、ビジネスホテルを展開する東横インが96.8%(242人)でランクイン。2022年度の女性従業員比率も76.1%と高水準だ。次いで美容系インスタグラムなどSNSインフルエンサーマーケティングを展開するトレンダーズが93.5%(29人)で3位となった。
また、上位100社のうち、女性管理職人数が最多だったのはみずほフィナンシャルグループで5898人(女性管理職比率29.1%、以下同)。続いてイオンが3055人(29.8%)、介護事業大手のニチイ学館が2671人(79.6%)だった。
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