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ブラザー幹部吐露「ローランドDG」買収断念の経緯 ネガティブキャンペーンは一線を越えていた

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MBO開始を受けても、ブラザーの提案こそがローランドDGの企業価値最大化に資するものだと強く思った。公の場でブラザーの提案の意義、大義について理解し判断してもらいたいと思い対抗TOBを予告した。

(このTOBによる)買収は彼らにとってメリットがある。一緒になれば規模の経済が働きコスト競争力が高まることに加え、ブラザーの豊富な開発リソースをともに使えるからだ。

ローランドDGの技術力、販売力、ブランド力といった力をわれわれは高く評価しており、一番ふさわしい買収先だと判断した。ブラザーの経営戦略とも合致する。われわれは産業領域の売上高比率を引き上げることを目標として掲げている。紙以外への印刷を伸ばすことも必要だ。両社とその顧客にとってウィン・ウィン・ウィンの買収だと確信した。今でもそう思っている。

ネガティブキャンペーンは一線を越えていた

――にもかかわらず、買収を断念しました。

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