肌に良い「こすらない」摩擦レス美容の意外な盲点 ゴシゴシ洗顔NGだけでなく要注意なのは…

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でも、コットンならではのよさを活かして鏡を見ながらていねいにケアするなら、あり。私自身は、基本的に「コットン」派ではなく、直接触れる感覚で肌状態がわかるのもあって「手」派。とはいえ、やはりコットンを
活用するシーンもあるんです。

乾燥肌の私が、欠かさないのがコットンをつかったローションパックです。ヒタヒタに化粧水を含ませたコットンを2枚に裂いて、顔全体を覆うように3分パック。大切なのはコットンの端まで浸っていること。

コットンパック
ヒタヒタに化粧水を含ませたコットンを2枚に裂いて、顔全体を覆うように3分パック。さらに手をそえてフィットさせながら、上から「3秒ラップ」をくり返します。(写真:岩谷優一撮影〈vale.〉、ヘアメイク・小澤桜〈MAKEUPBOX〉、モデル・上西星来)

さらに手をそえてフィットさせながら、上から「3秒ラップ」をくり返します。直接手で「3秒ラップ」するのが基本ですが、しっかり水分を肌に入れ込むことができるのが魅力です。乾くならコットンでのパック、ぜひ試してみてください。

「こすらない」なら何歳からでもできる

スキンケアで肌を毎日いためていませんか? こすらなければ、美肌 特別版
『スキンケアで肌を毎日いためていませんか? こすらなければ、美肌 特別版』(講談社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

スキンケアとともにもうひとつ、「こすらない」を意識してほしいのがメイクです。メイクをするときも、たくさん肌に触れますよね。つまり、「こする」リスクがたくさんあるのです。また無意識に顔を触ったり、頰杖をつくのも摩擦を起こしますし、横向きで寝るのも肌をこする可能性大。そう考え出すと、「何もできない!」と嘆きたくなるかもしれませんが、大丈夫。できるところから、こする行為をひとつずつなくしていくだけでいいのです。

肌の美しさや健やかさは、生まれつきのもの、エイジングは、時間の流れとともに避けられないもの。そう思ってあきらめている方がとても多いと感じています。

でも実は、肌トラブルや老化サインは肌を強くこすることで“自分”で引き起こしていることでもあるのです。「こすらない」ただそれだけで美肌をあきらめなくてすむ。そして、それは誰でも、何歳からでもできること。

日々のこする行為をひとつでもふたつでもなくしていくと、トラブルが起きにくい肌になります。そしてそれがエイジングを最小限にとどめることにつながるなら、やらない手はないですよね。

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石井 美保 美容家

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いしい みほ / miho ishii

1976年生まれ。20代後半にまつげエクステサロン「Riche」を立ち上げ、美容の道へ。

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