人となり表れる「腕時計」自分らしさ表現するコツ ブランドやモデルの哲学が選ぶときのポイント

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ジャガー・ルクルト レベルソ・トリビュート・スモールセコンド
JAEGER-LECOULTRE「レベルソ・トリビュート・スモールセコンド」/手巻き、SSケース、ケース縦45.6×横27.4㎜。3気圧防水。42時間のパワーリザーブ。¥1,645,600(写真:ジャガー・ルクルト提供)

風防を守るために考案された反転式ケースが特徴で、当時流行していたアール・デコ様式のデザインも普遍的な美しさがある。

時計を選ぶことは「自分と向き合う」ということ

高い技術を駆使し、時計の表と裏に機構を組み込むモデルも人気だが、私のおすすめはケースの裏側がソリッドバックになった「レベルソ・トリビュート・スモールセコンド」。

ジャガー・ルクルト レベルソ・トリビュート・スモールセコンド ケースバック
「レベルソ・トリビュート・スモールセコンド」は、ケースバック部分にエングレービングを行うことができる(写真:ジャガー・ルクルト提供)

ケースバック部分にエングレービングを行うことができ、自分用としてイニシャルなどを彫るのもいいが、十数年使ってから子どもへのメッセージをエングレービングしてもらいプレゼントすることも可能だ。自分との美しい思い出とともに美しい時計を継承する。それも高級時計の楽しみ方の1つである。

時計がファッションであるなら、何を選んでもその人の自由だ。しかし自分のスタイルを表現するものでもあるのだから、ブランドやモデルの哲学が自分の哲学に沿うかを必ず見極めたい。結局のところ、時計を選ぶということは、自分と向き合うということでもあるのだ。

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篠田 哲生 時計ジャーナリスト

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しのだ てつお / Tetsuo Shinoda

「ホット ドッグ プレス」編集部を経て独立。仕事の傍ら時計学校に通い、時計の仕組みや技術を学ぶ。時計専門誌やファッション誌、ビジネス誌、新聞、ウェブなど幅広い媒体で時計記事を執筆。スイスやドイツの時計工房などの取材経験も豊富。著書に『成功者はなぜウブロの時計に惹かれるのか。』(幻冬舎)、『教養としての腕時計選び』(光文社文庫)がある。

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