人となり表れる「腕時計」自分らしさ表現するコツ ブランドやモデルの哲学が選ぶときのポイント
高級時計=ファッションとなれば、時計を通じて自分というものが明らかになるということでもある。であるならば重視すべきは、自分らしさを表現できることに尽きる。自分自身の内なるものを、時計でさりげなく表現するのだ。
ビジネスパーソンに最適な時計とは?
自分らしさを表現する時計を選ぶなら、ブランド哲学が明確で、確固たるキャラクターを持っているほうがいいだろう。
例えば、グランドセイコー。日本が世界に誇る高級時計ブランドであり、ジュネーブで開催される世界最大の高級時計の展示会「Watches and Wonders」に非欧州ブランドとして唯一参加するほど、スイス時計業界からも一目置かれる存在である。
時計を駆動させるムーブメントの小さなパーツさえも自社製造しているほど品質にこだわりがあり、伝統を強く意識する一方で技術開発にも積極的だ。
今年25周年を迎えたセイコー独自の「スプリングドライブ」という駆動方式は、巻き上げた動力ゼンマイがほどけようとする力で歯車を回転させて発電し、その電力を使ってIC回路と水晶振動子を動かし、回転する歯車に正しいタイミングでブレーキをかけて正しい時刻を示すというもの。グランドセイコーに搭載するスプリングドライブムーブメント「キャリバー9R」は、仕上げも美しい。
「Evolution 9 Collection SLGA019」は、ボリューム感のある現代的なデザインを持つスプリングドライブモデル。精密な型打ち技法によってつくられた凹凸のダイヤルは、時計の製造地である長野県塩尻市から近いエリアにある諏訪湖の早朝の風に揺らぐブルーの湖面をイメージしたもの。
誠実な時計づくりの中にも、美しい美意識を取り入れるのが、最近のグランドセイコーのスタイルだ。
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